家事や育児に得意不得意があるのは、当然のことだと思います。
料理が得意な人もいれば、掃除が得意な人もいる。
でも、「得意じゃない」と「やりたくない」は、少し違う話ではないでしょうか。
トイレ掃除、排水溝の掃除、面倒な片付け。
誰だって、できればやりたくない家事はあります。
それでも、誰かがやらなければ生活は回りません。
「後でやる」と言ったまま、結局誰かがやっている。
「苦手だから」「嫌いだから」と避けた家事は、いったい誰が引き受けているのでしょうか。
家事分担で不満が生まれるのはなぜ?
家事分担について夫婦で話し合うとき、「どちらが何をするか」に目が向きがちです。
でも、実際の不満は、単純な家事の量だけではないこともあります。
たとえば、相手が後回しにした家事を、いつも自分が片付けている。
頼まなければ動いてくれない。
自分だって疲れているのに、相手は嫌な家事を避けられる。
そんなことが積み重なると、
「どうして私ばっかり?」
という気持ちが生まれてくることがあります。
そして、その不満の奥には、
「私の負担にも気づいてほしい」
「一緒に生活を支えているという意識を持ってほしい」
という思いが隠れているのかもしれません。
「後でやる」のすれ違い
「後でやるから置いておいて」
そう言われた経験はありませんか?
言った側は、本当に後でやるつもりだったのかもしれません。
でも、待っている側は、その家事が終わるまで気になってしまうこともあります。
そして、結局自分が片付けてしまう。
すると、やるつもりだった側は、
「後でやろうと思っていたのに」
と不満を感じることもあります。
一方で、片付けた側は、
「いつまで待てばよかったの?」
と思っているかもしれません。
同じ出来事でも、お互いの受け止め方は違うのです。
家事分担は「得意なことを分ける」だけではない
得意なことを分担するのは、効率のよい方法です。
でも、それだけでは引き受ける人がいない家事も出てきます。
大切なのは、やりたくない家事も含めて、お互いが納得できる分担を考えることではないでしょうか。
たとえば、
- 苦手な家事は、別の家事と交換できないか
- 後でやるなら、いつまでに終わらせるのか
- 片方に負担が偏っていないか
- 家事だけでなく、段取りや管理の負担も分け合えているか
こうしたことを具体的に話し合ってみるのも一つの方法です。
もちろん、仕事の状況や体調、育児の負担によって、できることは変わります。
必ずしも半分ずつにすることが正解ではありません。
大切なのは、どちらか一方が我慢し続けるのではなく、お互いの状況や気持ちを理解しながら調整していくことだと思います。
家事の問題に見えて、実は夫婦関係の問題かもしれない
家事について何度も喧嘩していると、いつの間にか家事そのものよりも、相手への不満が大きくなっていることがあります。
「どうしてわかってくれないの?」
「何を言っても変わらない」
そんな気持ちが積み重なると、ちょっとした出来事でも喧嘩になりやすくなります。
家事分担に正解はありません。
でも、お互いの負担や気持ちに目を向けることはできます。
家事のやり方を話し合うだけでなく、その背景にある気持ちにも耳を傾けてみる。
それが、夫婦のすれ違いを減らすきっかけになるかもしれません。
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