「夫に期待しない方がいいよ」
そう言われても、なんだかモヤモヤする。期待しすぎなのかなと思う一方で、「じゃあ、できていないことは全部私がやるってこと?」とも思ってしまう。
わが家でも、洗濯物をきっかけにそんな気持ちになったことがありました。
今回は、そのときの出来事から、夫への期待の奥にある自分の気持ちや願いについて考えてみたいと思います。
「洗濯はやるから」と言った夫。その翌朝……
昨日、夫は二日酔いと、風邪気味……?ということで、家事と3人の子どものお世話は私に丸投げ。1日、自分だけゆっくり休んでいました。
元気になって、さすがに申し訳ないと思ったのか。
夫「ありがとう。ゆっくり休んで元気になりました」
「洗濯はやるからおいといて」私「元気になってよかったです」
「とても大変でした。洗濯お願いします」
からの、今朝。
私が朝いちばんに起きると、畳んだ洗濯物が、そのままかごの中に置いてありました。
「え?? これはどうするつもり? 忘れただけ?」
ちょっとイラッとしつつ、わかりやすいように階段のところに洗濯かごを置いておくと、夫は2階に持っていきました。
……が、かごの中身はそのまま。
「は……? しまうのが面倒くさいんだけど!!! 洗濯やるって言ったら、最後まで責任もってやれやーーー!!!(怒)」
かごの場所は変わった。でも、私のモヤモヤはそのままです(笑)。
「夫に期待しすぎ」と言われても、感謝だけでは片づかない
こんなことを書くと、
「期待しすぎ。そこまでやってくれるだけいいじゃない」
と言われることがあります。
確かに、夫は労いの言葉もくれた。気遣って「洗濯をやるよ」と申し出て、洗濯物を畳んでくれた。
それについては素直に助かるし、嬉しい。感謝もしています。
でも、感謝していることと、最後までやってほしかったことは、両方あっていいと思うんです。
「ありがとう」と思ったら、残っている負担については何も言ってはいけない。そんなことはないですよね。
私が引っかかったのは、「期待しない=諦めて、できていないことは私がやる」という話になってしまうことでした。
私は夫に、何を期待していたんだろう?
洗濯物をしまってほしい。その気持ちはそのままでいい
じゃあ、どうしてほしかったのか。
まずは、洗濯物をしまってほしかった。そこは間違いありません(笑)。
私にとって「洗濯をやる」は、畳んで、それぞれの場所にしまうところまで。だから「洗濯はやるから」と言われて、最後まで任せられると思っていました。
夫がどこまでやるつもりだったのかは、聞いてみないとわかりません。でも、残った作業を私が引き受けるのが当然になるのは、しんどい。
「普段の私の頑張りも、見ていてほしかった」
そして、どうしてほしかったかだけでなく、どんな気持ちだったのかを考えてみると。
「私が普段やっていることが、見えていないんだな」
「私のやっていることは、ないことになっているのかな」
そう感じて、虚しくて、悔しかったのかもしれません。
これは、そのとき私が受け取ったこと。夫が本当にそう思っていたかどうかとは、いったん分けて考えたいところです。
自分の心にもう少し目を向けると、
- 昨日の頑張りを、もっと認めてもらいたかった。
- 普段やっている「最後まで終わらせるところ」も、家事として見ていてほしかった。
- 私だって、安心して誰かに任せたかった。
そんな願いがあったのかもしれません。
洗濯物をしまってほしかったのはもちろん。そのうえで、家事や育児を一緒に背負っている感じがほしかったんだと思います。
気持ちに気づいたら、伝えられるものを伝えていく
「最後まできちんとやってよ!!」
「なんでいつも中途半端なの!!」
そう言いたくなる気持ち、私にもあります。
ただ、そのままぶつけると、「何その言い方?」という話になって、本当にわかってほしかったことから離れてしまうこともあります。
少し落ち着いてからなら、例えばこんなふうに伝えられるかもしれません。
「洗濯ありがとう。畳んだままなのを見たとき、結局最後は私がやるのかなと思って、がっかりしたんだ。昨日は一人で大変だったから、しまうところまで任せて、私も休みたかった。残りもお願いできる?」
もう少し話せそうなら、
「普段、しまうところまでやっていることも知ってもらいたいし、家事を一緒にやっている感じがほしいんだ」
と、自分の願いを伝えてみてもいいと思います。
もちろん、毎回こんなに整理して話せるわけではありません。疲れているときは、「今日は私も休みたい。洗濯物はしまうところまでお願い」で十分なこともあります。
気持ちに気づいたからといって、相手がすぐにわかってくれるとも限りません。それでも、うまく伝わらなかった責任を全部自分で背負わなくていい。
どこまでを担当するのか、いつまでにするのか、難しいときはどう分担するのか。そこは、二人で相談していくことだと思います。
まとめ|期待を手放すことは、自分の気持ちや願いを諦めることではない
「夫に期待しない方がいい」と言われてモヤモヤするのは、その期待の中に、自分にとって大切な願いがあるからかもしれません。
私の場合は、洗濯物をしまってほしいというお願いと、頑張りを見ていてほしい、私も安心して任せたいという気持ちがありました。
まずは、自分が何を期待していて、その奥にどんな気持ちや願いがあるのかを知る。そのうえで、伝えられるものは伝えていく。
期待を手放す=諦めて全部自分でやる、ではありません。
「言わなくても、私の思うとおりにわかってほしい」という期待を少し緩めることはあっても、「私も休みたい」「一緒に家庭を回したい」という願いまで手放さなくていい。
洗濯かごを見てイラッとした自分に、「期待しすぎ!」とダメ出しする前に。
「私は、何をわかってほしかったんだろう?」
そんなふうに、自分の気持ちを聞いてあげるところから始めてみませんか。
家事を頼むたびに「指示するのも私?」と感じる方は、関連記事「『言ってくれればやったのに』にモヤモヤするのはなぜ?」も読んでみてください。
一人では整理しきれないモヤモヤを、お話ししてみませんか?
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そんなときは、一人で抱えず、誰かと一緒に整理してみるのも一つの方法です。
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