夫婦の悩みを友達に相談しても、すっきりしないのはなぜ?

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夫婦のことでモヤモヤして、友達に話を聞いてもらう。

「それは腹が立つよね」
「よく頑張ってるよ」

そう言ってもらえて、ほっとする。誰かにわかってもらえるだけで、気持ちが軽くなることもありますよね。

でも、話したあとに、なぜかモヤモヤが残ることはありませんか。

「相手を悪く言ってほしかったわけじゃないんだけどな」
「アドバイスはもっともだけど、それができたら困ってないんだよな」

友達に話を聞いてもらってありがたかった気持ちと、すっきりしない気持ち。その両方があっても、おかしくないと思います。

友達にパートナーを否定されると、複雑な気持ちになる

パートナーへの不満を話したとき、「そんな人、もう放っておけば?」「それは相手が悪いよ」と言ってもらえることがあります。

自分のつらさをわかってもらえたようで、救われることもあるでしょう。その一方で、「確かに腹は立つけど、いいところもあるんだよ」と、相手をかばいたくなることもあるかもしれません。

自分でも、どうしたいのかわからなくなりますよね。

夫婦の間には、その場では話しきれない出来事や、積み重ねてきた時間があります。腹が立つことと、相手を大切に思うこと。離れたい気持ちと、もう一度わかり合いたい気持ち。

どちらか一つには決められないからこそ、誰かの言葉だけでは整理がつかないこともあるのだと思います。

相談してもすっきりしないのは、聞いてほしいことが違ったからかも

「ちゃんと話し合った方がいいよ」
「気にしすぎない方がいいんじゃない?」

友達は、力になろうとして言ってくれたのかもしれません。でも、そのときの自分は、まだ解決策を考えられる状態ではなかった。まずは「つらかったね」と聞いてほしかった。そんな行き違いもあります。

相談したあとに疲れてしまったら、「私は、どんなふうに聞いてほしかったんだろう?」と振り返ってみてもいいかもしれません。

次に話すときは、「今日はアドバイスより、少し聞いてもらえるとうれしい」「自分でもどうしたいかわからないから、話しながら整理したい」と、最初に伝えてみる方法もあります。

友達の夫婦と、自分たちの夫婦は違う

「うちなら、こうするよ」
「私だったら、絶対に許さない」

身近な人の経験が、参考になることはあります。ただ、その方法が、自分たちにも合うとは限りません。

仕事や生活の状況、これまでのやり取り、大切にしていること。夫婦によって、それぞれ違うからです。

誰かの話を聞いて、「自分も同じようにしなきゃ」と急いで答えを出さなくても大丈夫。参考にできるところは受け取りながら、自分の気持ちに合わない部分は、いったん置いておいてもいいのだと思います。

夫婦の悩みを整理するとき、確かめたい三つのこと

話したのにすっきりしないときは、こんなことを自分に聞いてみませんか。

・いちばんつらかったのは、どんなことだった?
・相手に、本当は何をわかってほしかった?
・今は話を聞いてほしい? それとも次の行動を考えたい?

すぐに答えが出なくても構いません。

「家事をしてくれなかったことより、頼んだときの言い方が悲しかった」
「責められた気がして黙ったけれど、本当は自分の事情も聞いてほしかった」

そんなふうに、出来事を話していたときには気づかなかった気持ちが、少し見えてくるかもしれません。

身近な人には話しにくいとき、カウンセリングという選択も

友達だから話せることもあれば、親しいからこそ話しにくいこともあります。

「これからも家族ぐるみで付き合うから、相手の印象が悪くなるのは気になる」
「何度も同じ話を聞いてもらうのは申し訳ない」

そんな遠慮が出てくることもあるでしょう。身近な人に話す以外の選択肢として、カウンセリングを利用する方法もあります。

夫婦カウンセリングで何をする?話と気持ちを整理する時間

「カウンセリングに行けば、夫婦の問題を解決してもらえるのかな」
「第三者から言ってもらえれば、相手もわかってくれるかもしれない」

そんな期待を持つこともあるかもしれません。

でも、カウンセリングは、カウンセラーが答えを出して問題を解決したり、パートナーを変えたり、説得して納得させたりする場ではありません。

今、どんなことが起きているのか。
その中で、自分は何を感じているのか。
本当は何を大切にしたくて、これからどうしていきたいのか。

絡まっている話や気持ちを、一緒にゆっくり整理していくところです。

話すうちに、「自分がつらかったのは、ここだったんだ」と気づくこともあれば、「まだどうしたいか決められない」と感じることもあります。

すぐに結論が出なくても大丈夫です。カウンセラーの考えに合わせたり、無理に前向きになったりする必要もありません。

ご自身の気持ちや状況を確かめながら、今後の方向性や、今できそうな一歩を一緒に考えていきます。

カウンセラーの私も、第三者の力が必要だと感じることがあります

私もカウンセラーですが、自分のことになると、気持ちや考えが絡まって、うまく整理できないことがあります。

相手のひと言が気になったり、「自分はどうしたいんだろう」と迷ったり。そんなときは、私自身も第三者の力が必要だと感じます。

誰かに話す中で、自分では気づかなかった気持ちや、別の見方が見えてくることもあると思うのです。

一人で整理できないことがあってもいい。私自身も、そう思いながら人の力を借りることを大切にしています。

すっきりしない気持ちも、そのまま話していい

友達に相談してもすっきりしなかったからといって、相談したことが無駄だったわけではありません。

聞いてもらって救われた部分もある。それでも、まだ言葉にできていない気持ちが残っている。今は、そんな途中なのかもしれません。

「相手に腹が立つ。でも、嫌いになりたいわけじゃない」
「自分にも振り返るところはあると思う。でも、つらかったことまでなかったことにはしたくない」

その気持ちを、急いで一つにまとめなくてもいいのです。

ごきげん家族ラボでは、夫にも妻にも、それぞれの立場からお話しいただけます。お一人でのご相談も可能です。

何を話せばいいかわからないときも、まずは「なんだか、すっきりしないんです」という言葉から、一緒に考えていけたらと思っています。

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