「そういえば最近、夫婦で触れ合ってないな…」
以前は自然に手をつないだり、ハグをしたり、隣に座ったりしていたのに。いつからだろう…。
子どもが生まれ、仕事や家事、育児に追われるうちに、気づけば夫婦のスキンシップがほとんどなくなっていた。
そんなご夫婦は、決して珍しくありません。
スキンシップがない状態が続くと、
「もう自分のことを好きじゃないのかな」
「夫婦というより、ただの同居人みたい」
「自分から触れて拒否されたら傷つくから、もう何もしない」
そんな寂しさを感じることもあります。
一方で、
「嫌いなわけじゃないけれど、今は触れられたくない」
「毎日疲れていて、スキンシップまで考える余裕がない」
「普段は会話もないのに、急に触れられるとモヤモヤする」
と感じている人もいます。
夫婦のスキンシップがなくなったとき、大切なのは「もっと触れ合わなきゃ」と無理に増やすことではありません。
まずは、なぜ二人の間からスキンシップが減っていったのかを考えてみることです。
【夫婦のスキンシップがなくなる理由】
夫婦のスキンシップが減る理由は、一つではありません。
仕事や家事、育児による疲れ。
出産後の生活や心身の変化。
夫婦で過ごす時間の減少。
会話不足。
過去の喧嘩や、積み重なった不満。
毎日の生活に追われていると、夫婦として向き合う時間はどうしても後回しになりがちです。
特に子育て中は、
「今日も一日を無事に終わらせるだけで精いっぱい」
という日もあります。
そうして少しずつ触れ合う機会が減り、それがいつの間にか「当たり前」になっていくことがあります。
【「触れたい側」が感じていること】
スキンシップを求める側にとって、触れ合いは単なる身体的な接触ではないことがあります。
ハグをしたい。
手をつなぎたい。
隣に座りたい。
その奥には、
「愛されていると感じたい」
「まだ夫婦としてつながっていたい」
「自分を大切な存在だと思ってほしい」
そんな気持ちが隠れていることがあります。
だからこそ、勇気を出して触れようとしたときに避けられたり、
「やめて」
「今そんな気分じゃない」
と言われたりすると、思っている以上に傷つくことがあります。
そして、
「また拒否されたら嫌だから」
と自分から触れることをやめてしまう。
相手から見ると「最近触れてこなくなった」と見えていても、実はその裏に寂しさや傷つきが隠れていることもあります。
【「触れられたくない側」にも理由がある】
一方で、スキンシップを避ける側にも、その人なりの理由があります。
「疲れていて、それどころじゃない」
「一人になる時間がほしい」
「普段の関係にモヤモヤしている」
「触れられると、その先まで求められそうで身構えてしまう」
こうした状態で、
「夫婦なんだからスキンシップくらいしようよ」
と言われても、かえって負担に感じてしまうことがあります。
触れられたくないからといって、必ずしも「相手を嫌い」というわけではありません。
その前に解消されていない気持ちや、疲れ、不満がある場合もあります。
【スキンシップの問題に見えて、別の問題が隠れていることも】
夫婦のスキンシップがないことだけに注目すると、
「どうすればハグしてくれる?」
「どうすればもっと触れ合える?」
という話になりがちです。
でも、スキンシップが減った背景をたどっていくと、
「話を聞いてもらえない寂しさ」
「自分ばかり頑張っているという不満」
「何度伝えても分かってもらえなかった諦め」
「拒否されたことで傷ついた気持ち」
など、別の問題が見えてくることがあります。
つまり、スキンシップは「夫婦の距離」を表している一つのサインなのかもしれません。
【無理にスキンシップを増やさなくてもいい】
夫婦の距離を縮めるために、いきなり
「毎日ハグをする」
「手をつなぐ」
と決める必要はありません。
むしろ、どちらかが嫌だと感じている状態で無理にスキンシップを増やそうとすると、さらに距離ができてしまうこともあります。
まずは、
「最近、二人でゆっくり話せているかな」
「相手に触れたいと思うとき、自分は何を求めているんだろう」
「触れられたくないとき、自分は何がしんどいんだろう」
と考えてみる。
そして相手を責めるのではなく、
「最近スキンシップが減って、少し寂しいんだ」
「嫌いなわけじゃないんだけど、今は疲れていて余裕がないんだ」
と、自分の気持ちとして伝えてみることも一つの方法です。
【夫婦の距離は、日常の小さなやり取りから】
スキンシップというと、ハグやキス、性生活などをイメージするかもしれません。
でも夫婦のつながりは、それだけではありません。
「おはよう」
「お疲れさま」
「ありがとう」
そんな何気ない言葉を交わすこと。
相手の話を少しだけスマホを置いて聞くこと。
一緒にコーヒーを飲むこと。
隣に座ってテレビを見ること。
そうした小さなやり取りから、「この人と一緒にいると安心する」という感覚が少しずつ戻ってくることもあります。
スキンシップを増やすことそのものをゴールにするのではなく、まずは二人の間にある距離を少しずつ縮めていく。
その先に、自然な触れ合いが戻ってくることもあります。
【二人だけでは話しにくいときは】
スキンシップの悩みは、とてもデリケートです。
「寂しい」と言えば相手を責めているようになってしまったり、
「触れられたくない」と言えば相手を傷つけてしまいそうだったり。
そのため、お互いに言いたいことを飲み込んだまま、時間だけが過ぎてしまうこともあります。
ごきげん家族ラボでは、どちらか一方を責めるのではなく、お二人それぞれの気持ちを整理しながら、
「なぜ今の距離が生まれているのか」
「本当は相手に何を分かってほしいのか」
を一緒に考えていきます。
「こんなことで相談してもいいのかな」と思うようなことでも大丈夫です。
夫婦だけでは同じ話を繰り返してしまうときは、一度、第三者と一緒に気持ちを整理してみませんか。
ごきげん家族ラボでは、初回45分の無料相談を行っています。
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